【工場】床面防塵塗装

〈三重県桑名市/S社様〉
既存の塗装膜が剥がれてきたとの事でお問い合わせ頂きました。
お水を使われる職場でしたので、湿気で古い塗装が剥がれてきたと推察されます。
また、古い塗膜が薄膜塗装でした(ローラー塗装)。薄膜塗装はコストが安いのがメリットですが、摩耗による擦り減りにも弱い上、剥がれやすいのが特徴です。
今回は、剥がれにくい塗装=厚幕塗装にて計画。薄膜塗装が20~30ミクロン(※1μmは1/1000mm)の厚さのところ、厚幕塗装は2mm前後の塗装膜を形成するので、非常に丈夫で剥がれにくいのが特長。新築から改修まで、多くの工場でこの工法が採用されています。

工場コンクリート床塗装前
【塗装前】
お客様がパッチワークで補修されてますが、ローラーで塗る薄膜塗装だと、何度上から塗っても剥がれてきます。お客様の苦闘が想像されます。 しっかり下地処理を行い、厚幕塗装で問題は解決です。
工場コンクリート床塗装剥がれ
【塗装前】
コンクリート床が含んだ湿気でペラペラと剥がれてしまった塗膜。
コンクリートクラック補修前
【塗装前】
立ち上がりのコンクリートもひび割れていました。ついでに補修しちゃいます。
工場床塗装下地処理
【施行中・下地処理】
集塵機付きの研磨機で、古い塗膜を除去しつつ、コンクリート床面を目粗し(地肌を粗し塗料の密着性をあげる工程)を行います。 粉塵も少量に抑えられる集塵機付き研磨機は、工場の床面塗装の必需品です。
工場床塗装下地処理
【施行中・下地処理】
細かい部分は、ハンディタイプの研磨機で目粗しします。もちろん集塵機付き。
コンクリートクラック補修
【施行中・ひび割れ補修】
プライマーを塗ってから(写真撮り忘れました。汗)、パテ状にした塗料で立ち上がりのひび割れを補修。せっかく床がキレイになるので、細部にもこだわります。
工場床塗装中塗り
【施行中・中塗り】
金ゴテで塗料を流しながら塗装していきます。これが簡単そうに見えて難しい。使用可能時間も30分〜1時間の塗料が多いので、手早くキレイに仕上げます。ザ・職人の技(笑)。
工場床塗装上塗り
【施行中・上塗り】
次の日に仕上げ塗装です。全体を研磨した後、中塗り同様に金ゴテで塗装していきます。 塗料の硬化を早める添加剤を入れて1日で仕上げる方法もありますが、不良を起こしやすい為、通常は2日間で仕上げます。
工場床塗装後
【塗装後】
完成!我ながら素晴らしテカりです。これで今後は塗装が剥がれてくる事はないでしょう。

【工場】鉄製作業机・溶接痕補修塗装

〈三重県桑名市/B社様〉
工場内で使用する作業机の補修のご依頼。
溶接で鉄製の脚を修理されたのですが、お客様への作業のデモンストレーション用に使用されるとの事でしたので、キレイに化粧直しする事になりました。
まずは塗装する箇所をしっかりサンドペーパーをあて目粗しをします。その後、塗装が剥がれてこないようにプライマー(下塗り塗料)を塗装し、上塗りを行いました。
こういうような塗料を少量しか使わない場合、自社で塗料の色を調合するのですが、塗装をしない部分と色の差がでると見栄えが良くないので、調色技術の腕が問われます。

鉄製作業机・補修塗装前
【塗装前・緑色(全景)】
溶接の補修痕が残っています
鉄製作業机・補修塗装前
【塗装前・緑色(近景)】
溶接の補修痕。お客様へのデモンストレーション用に使うとの事なので、流石にこのままでは使えないですよね。
鉄製作業机・補修塗装後
【塗装後・緑色(全景)】
塗料を調色し塗装。キレイな脚になりました!
鉄製作業机・補修塗装後
【塗装後・緑色(近景)】
近くで見るとこんな感じ。溶接痕もキレイに。調色の技術の腕の見せ所です。
鉄製作業机・補修塗装前
【塗装前・グレー(全景)】
鉄製作業机・補修塗装前
【塗装前・グレー(近景)】
鉄製作業机・補修塗装後
【塗装後・グレー(全景)】
鉄製作業机・補修塗装後
【塗装後・グレー(近景)】

【工場】鉄製棚什器・防錆塗装

〈三重県桑名市/某タイヤ販売店様〉
工場ではありませんが、タイヤ販売店様から錆びが出てきてしまった棚什器の塗装をご依頼頂きました。

せっかくですので、工場等で使用する重防食仕様で塗装させて頂きました。

重防食塗料とは、簡単に言うと普通の錆止め塗料よりずっと錆止め効果のある、頻繁に塗装できない大きな鉄橋や、酸性環境の工場設備等に使われる塗料です。

塗料の使用量が少ないので、通常だと住宅塗装等で使われる普通の錆止めの採用となるのですが、ペン益塗装店では、工場等で頻繁に重防食塗料を使う機会が多いので、在庫から選定させて頂き、リーズナブルに錆止め効果の高い塗装仕様で仕上げさせて頂きました!

棚什器塗装前
【塗装前】
遠くから見ると、もともと白かった什器がサビでオレンジ色に見えます。
棚什器塗装前
【塗装前】
近くで見るとこんな感じです。什器の表面にサビが発生しているのが分かります。
棚什器防錆塗装後
【塗装後】
元どおりの真っ白な什器に!重防食用錆止め塗料の上に、更に錆止め兼用上塗り塗料を塗って仕上げています。普通に買うと結構高額な塗装仕様です!
鉄製棚什器防錆塗装後
【塗装前】
さびやすいボルト回りもしっかり防錆塗装。これで長持ち間違いなし!

【工場】重量シャッター防錆塗装、ロゴマーク貼付

〈三重県桑名市/某製造業様〉
ペン益塗装店の得意とする複合工事のご発注。
工場の古く錆びてしまった重量シャッターを塗装の後、会社のロゴマークのカッティングシートの貼付をご用命頂きました。
錆止め塗料を塗布後、シリコン樹脂塗料で塗装を仕上げた後に、自社で製作したカッティングシートを貼付。
キレイな美観になりましたー。

塗装前の重量シャッター
【施工前】
茶色く錆びてしまった工場の重量シャッター。塗装では修繕できない状態になる前に防錆塗装をお勧めします。
重量シャッター塗装後
【施工後】
シャッターとレールを防錆塗装後にロゴマークのカッティングシートを貼付。

【工場】ヤード鉄骨・重防食塗装

〈三重県桑名市/自動車関連工場様〉
社内で時折メンテナンスされていたとの事でしたが、かなりの錆びが発生していました。
「錆止め下塗り塗装をされていなかったのかも」と思いました。結構ご存知ない方も多いのですが、色の着いたペンキだけだと防錆効果(錆止め)はありません。鉄部を長持ちさせるには、下塗りに錆止め塗料を塗装しましょ〜。
今回は、簡単にメンテナンスできない天井の鉄骨が塗装対象でしたので、下塗りの錆止めには「強溶剤の錆止め」、上塗りには、耐候性に加えて錆止め効果のある「錆止め兼用上塗り塗料」の仕様で塗装しました。通例の防錆塗装より断然長持ちします!塗料自体は高いのですがコストダウンをする方法があるので、「なかなかメンテナンスできない鉄部をリーズナルブルに塗装したい」という方にはもってこいの塗装仕様です。

鉄骨塗装の施工前
【塗装前】 各所に錆びが発生しています
鉄骨塗装の施工後
【塗装後】重防食塗装仕様で仕上げました
警告色の塗装前
【塗装前】 色あせた警告色の黄色と黒の縞模様も、、、
警告色の塗装後
【塗装後】 綺麗に復活!視認性が上がりました